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長島元防衛副大臣インタビュー
 政界インタビュー

ガイドライン見直し先行は国会軽視

インタビューに答える長島昭久元防衛副大臣【時事通信社】

 民主党の長島昭久元防衛副大臣は時事通信のインタビューに応じ、日米防衛協力の指針(ガイドライン)の再改定に向けた中間報告について、内容に一定の評価を示しつつも、政府間の協議が優先されていることを「国会軽視も甚だしい」と批判した。長島氏の発言要旨は次の通り。

 -日米両政府がまとめた中間報告をどう評価するか。

 (2014年)7月1日に集団的自衛権の行使を限定的に容認する閣議決定があり、私は「周辺事態」という概念は意味がだんだん薄れていくだろうと予測していた。また、日本の安全保障を考えると、危機が起こる前の平時の段階から、切れ目のない日米協力が必要になる。日米だけでなく、日米韓、日米豪、多国間の安全保障協力も必要だ。これらが盛り込まれたことについては一定の評価をしている。問題は、与党の中で集団的自衛権行使容認の閣議決定の内容をめぐり、見解が統一されていないのではないかということだ。(続く)

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