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声優にロシアっ子熱狂=上坂すみれ、公演&インタビュー

目指せモスクワ

 現代日本文化を紹介する第5回フェスティバル「J―FEST」(在ロシア日本大使館主催)が2013年11月23、24の両日、モスクワで開催され、声優の上坂すみれさんが「夢の舞台」で熱唱した。アニメ「中二病でも恋がしたい!」「ガールズ&パンツァー」が代表作の上坂さんは、上智大外国語学部でロシア語を習得。「ソ連・ロシア好き」を自任し、メーンステージに白羽の矢が立った。自慢の「ロリータ・ファッション」で登場し、ホールを埋めた約1000人を興奮させたライブ後、会場でインタビューに応じた。「ロシアは日本を待っている」と、小さな体に込められた「文化外交」への思いは真剣そのものだ。

 ―念願の舞台に立てた?

 ロシアではたくさんの人が日本のアニメ、ロリータ・ファッション、コスプレを愛してくれている。ロシア好きの自分としても、いつかモスクワの現代日本文化フェスティバル「J―FEST」の舞台に立って、ロシアの日本ファンにぜひ会いたいと思っていたので、本当にうれしかった。

 ―モスクワ公演が決まった時は。

 いつか私も「必ずモスクワに」と思っていたけれど、「ついに」というより「今年、もう行けるんだ」という心境だった。夢はもっと遠いものかと思っていたのに、こんなに早く実現した。ちょうど13年は私が声優のほかにアーティストとしてデビューした年。お客さんに見せられるものが増えて、すべて持っていけるということも重なった。

 ―ロシアに来たのは。

 今回が2回目。上智大1年でロシア語の演劇部にいた10年9月、合宿で2週間モスクワに来た。その時は学生寮に泊まって大学でレッスンを受けたり、モスクワ芸術座で稽古を受けながら、のんびり観光していた。今回はJ―FESTが目的なので短い滞在。前回は寒くなかったが、今回は11月で雪は降っていないけれど寒くて「ロシアに来たな」という気持ち。

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