フィリピン台風被害から半年~復興の現場を歩く~

WFP大使 竹下景子さん

 フィリピン東部と中部は2013年11月、猛烈な台風30号の上陸で深刻な被害を受けた。フィリピン国家災害対策本部によれば、14年4月中旬までの集計で死者は約6300人、行方不明者約1060人、全半壊した建物は約108万戸に達する。

 被災から半年。現地はどのように復興への道を歩んでいるのか。国連世界食糧計画(WFP)の日本公式支援窓口となっているNPO法人「国連WFP協会」の親善大使で、女優の竹下景子さん(60)のフィリピン視察に同行し、被災地の現状を垣間見た。(時事通信社外信部・鈴木克彦)

 4月下旬。東京から空路4時間超で、フィリピンの首都マニラに到着した。この日は地元メディアも「今年最高」と伝える35度超の猛暑で、竹下さんも空港から既に「暑いですね」と漏らすほど。顔や首筋が汗だくになった。もっと南にある被災地に向かえば、さらに蒸し暑くなっているのだろうと想像が付く。

 マニラで一泊した後、最も被害の激しかった東部レイテ島の主要都市タクロバンに空路入った。もともと手狭な空港だが、屋根や壁が至る所で壊れたまま。乗客の荷物を運ぶターンテーブルも故障中だ。台風の爪痕は都市の玄関口から、ひしひしと感じられた。

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