上野動物園のパンダは中国から借りる契約をしており、そのレンタル料は期間10年間で年間95万ドル(約7800万円)と、費用の高さも話題にのぼった。アドベンチャーワールドは私営の施設であるため、レンタル料は公表していない。
高いレンタル料を払ってもパンダを飼育する意味があるのか。上野動物園の小宮輝之園長は「現在自然に生息するパンダは1600頭。それは世界中で守っていかなければならない数字。パンダにはその価値がある」とパンダの意義を力説する。
またアドベンチャーランドも「パンダをきっかけに自然環境保護について知ろうとする興味を持ってもらえれば」(運営部・熊川さん)と話す。
パンダの恋の季節はもうすぐそこ。上野動物園、和歌山アドベンチャーランド両園とも今年、新たなパンダファミリーが誕生し、ゆくゆくは日本生まれのパンダが中国の自然に帰ることを願っている。
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