おいしいご飯を食べたい。切実にそう思う方は「龍」の米をご存じだろうか。その不思議な味で、根強いブランド米志向に挑む北海道の「おぼろづき(朧月)」と岐阜の「龍の瞳」。東京・銀座の東京ガス「スタジオ・プラスG」を借り、家庭でもできる土鍋の炊飯にチャレンジした。
おいしいお米も、炊き方を間違えたら台無し。最初におさらいしておこう。食感に大きく影響するのはまず水分の管理。といですぐ炊くのは厳禁だ。そして、もっと大切なのは火加減。うまく炊ければ、粒が立ったつやつやのふっくらご飯が炊き上がる。土鍋はふたが重くて水分が逃げにくく、うまく圧力が掛かる。蒸らしにも最適だ。
どちらのお米もさっと洗ってザルに上げ、それぞれ土鍋に入れた。お米と水の容量は1対1。水につけておく時間は夏場で30分、冬場で60分。新米はやや短い方がいい。
最初は中~強火で沸騰するまで10分。この10分がお米の甘みと適度な軟らかさを引き出すポイントだ。その後は弱火で15分。最後に火を止め、しばらく蒸らした。目安は10分から15分程度。土鍋のふたを開けると、あつあつご飯の香りがふわっと広がった。
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