総電力量の約75%を原子力発電に依存している「原子力大国」フランス。その北西部にあるコタンタン半島に世界最大の使用済み核燃料、いわゆる「核のゴミ」を再処理する「ラアーグ再処理工場」がそびえ立つ。日本で本格稼働のめどが立たない青森県六ケ所村の核燃料再処理工場と基本設計が似ているため、二つは「姉妹工場」と言える存在だ。(時事通信社外信部・鈴木克彦)
ラアーグ工場では、世界各国の原発から出る使用済み核燃料が、海路や鉄道を使って厳重な監視下、日々運び込まれている。その数は年間約200回にも達するという。福島の原発事故で全ての原発が停止する前は、日本からも搬入されていた。
原発で燃料として利用されるウランやプルトニウムを使用済み核燃料から取り出す再処理は、一歩間違えれば大量の放射線を浴びる危険と常に隣り合わせ。ラアーグ工場を運営・管理する仏原子力大手アレバの協力を得て、核燃料棒の取り出し作業現場や使用済み燃料保管プール、燃料一時保管場所、制御室などを視察した。
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