東京・六本木のランドマーク、六本木ヒルズで、小学生らを対象にビルを形作るコンクリートや制震装置などについて学ぶ「建物の安全の『ヒミツ』探検ツアー」が開催された。参加した子供たちは、コンクリートをこねてビルのミニチュアを作ったり、一般向けでは初公開となる屋上庭園下の制震装置を見学したりする珍しい体験に目を輝かせていた。
小学生の親子を対象に、森ビルが2007年から実施している「ヒルズ街育プロジェクト」の一環で、3月11日の東日本大震災発生を受けて今年新設した同ツアーには60人の定員に対し、200人強の申し込みがあったという。
六本木ヒルズ森タワー内の会場に入った参加者をまず出迎えたのは、実物の1000分の1のスケールで再現された東京や米ニューヨーク・マンハッタン、中国・上海の浦東地区のジオラマ。
現実の変化を見ながら随時アップデートされているという街並みに、子供たちは「東京スカイツリーだ!」「神宮球場はどこ?」などと口々にジオラマの周囲に散らばり、記念写真を撮る姿も見られた。
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