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魅力たっぷり、タイでのマラソン

「ほほ笑みの国」のマラソン

 近年の市民マラソン人気は上昇の一途をたどっている。2017年の東京マラソンは応募倍率が約12倍と過去最高。抽選に外れてがっかりの方も多いはず。国内の華やかなマラソンも一興だが、いっそ海外に目を向けてみてはいかがだろう。ホノルル・マラソンなども日本人には人気であるが、愛好家の方にぜひお勧めしたいのが南国タイでの大会だ。

 スパイシーな料理、魅惑のビーチ、エキゾチックな寺院、観光地として大人気のタイだが、1年中暑い熱帯地域である。酷暑の中でフルマラソンを走ることができるのか?

 しかしそこはご安心を。確かに日中のタイは日本の真夏並みの暑さだが、どの大会も暑い時間帯を避けた未明のスタートとなる。夜は案外涼しい。その代わり、かなり早起きが必要となるが。

 案外知られていないのだが、タイはハーフやミニを含めると200を超える大会が開催されるマラソン王国でもあるのだ。そして5大マラソンと呼ばれるレースがある。首都バンコク、古都チェンマイ、リゾート地のプーケット、パタヤ、東北地方の大都市コーンケーン。

 涼風流れる暗闇の空の下、熱気あふれるスタート。じわじわ赤くなる空。昇る朝日。登校中の子どもたちの声援。沿道で提供されるフルーツ。日本では味わえないタイならではのレースが体験できる。

 レース後の楽しみも盛りだくさんだ。名物のマッサージは日本よりはるかに安い値段で、疲れ切った体を癒してくれる。タイスキ、シーフードなどレース後の体に染み渡るうまい料理も堪能できる。疲れた体をビーチで休めるもよし、余力があればゴルフを楽しむこともできる。

 こんな魅力満載のタイのマラソン大会を、コーンケーン国際マラソン(2016年1月)、パタヤ・マラソン(14年7月)を走った経験を紹介しながら、紹介したい。(協力・タイ国政府観光庁)

 【時事通信社ニュース映像センターデスク・山崎秀夫】

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