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懐かしの給食に会える 学校給食歴史館

始まりは明治22年、山形・鶴岡

 揚げパン、鯨の竜田揚げ、ソフトめん―。埼玉県北本市にある「学校給食歴史館」は、明治から現在までの給食の移り変わりを、年代別にサンプル展示する全国でも珍しい資料館。訪れた誰もが「懐かしい」「もう一度食べたい」と思わず声に出してしまう。

 学校給食歴史館は、給食の歴史や食材の変遷などを分かりやすく展示し、食育推進にも役立つ施設として2010年7月にオープンした。公益財団法人・埼玉県学校給食会が運営している。

 日本の学校給食は、1889(明治22)年、山形県鶴岡町(現・鶴岡市)の大督寺で貧困児童に昼食を無償で提供したのが始まりとされる。

 平屋建ての館内に入ると、まず目にするのは御影石で作られた「学校給食発祥の地記念碑」。鶴岡市の大督寺境内に今も建つ同記念碑を、歴史館の目玉の一つにしようと、12年3月に忠実に縮小再現したものだ。

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