【昆虫記者】見ごろは晩秋から初冬
 昆虫記者のなるほど探訪

ヒナ祭りが一転ヒナカマ対決に

 日本最小のカマキリ「ヒナカマキリ」は、薄茶色で成虫になってもほとんど羽がない地味な虫。それでも、ファンにとっては、1円玉サイズの、とてつもなく可愛いカマキリだ。秋が深まると「今日は楽しいヒナ祭り」などと言って、ヒナカマ探しに繰り出す虫好きも多く、昆虫記者も例外ではない。

 昆虫記者のとっておきのヒナカマ探しのフィールドは三浦半島の某所。「今年も楽しく、和気あいあいと三浦でヒナ祭りをやりましょう」と昆虫エッセイストの鈴木海花さんを誘ってみると、「いえいえ、今年は八王子にいい場所が見つかったので、遠慮します」と、つれない返事。昆虫写真家の森上信夫氏を誘ってみると、「実は私も八王子組です」との衝撃発言。

 こうなると、むらむらと闘争心が湧き上がる。「それなら、三浦と八王子、どっちがいいフィールドか、対決しようじゃありませんか」。勢い余って、無謀な挑戦状を叩き付けてしまったのだった。

 こうして幕を開けたヒナカマ対決。しかし、あとで知ったのだが、八王子組は総勢20人の大軍勢で、エッセイスト、写真家のほか、昆虫探検家、必殺昆虫仕事人など、精鋭ぞろい。

 それに対して、三浦組はたったの3人。隊長は昆虫記者、隊員は昆虫文学少女の新井麻由子ちゃんと、そのお母さんだけだ。隊長の人望のなさを物語っている。

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