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川嶋あいインタビュー

これからも被災地に

 2011年12月2日、シンガーソングライターの川嶋あいさんが東日本大震災の被災地にぬいぐるみを届けました。被災地に入るのは、4月から数えてこれで11回目。復興支援に寄せる思いを聞きました。

 ―どのような思いで被災地に足を運び続けているのですか。

 見過ごせないというか、何もせずにはいられませんでした。4月に来た時はがれきだらけで、信じられないような光景が広がっていました。震災から4週間後という大変な時期なのに温かく受け入れてもらい、皆さんすごく優しいなと思いました。今は被災者が疲労や我慢を抱えている印象で、住居や職業の問題が切実になっていると感じています。

 今回は子供たちにプレゼントをあげたいという気持ちで来ました。服の端切れや自宅に眠る布でぬいぐるみを作って世界中の子どもたちに届ける「フェリシモ ハッピートイズプロジェクト」で、私も衣装を5~6着提供したんです。

 ―復興を支援するにあたり、「微力だけど無力じゃない」という言葉を使っています。どのような思いを込めているのですか。

 ちっぽけな自分にできることは何か、答えは見えていませんが、今できることを真っすぐにやっていこうという気持ちです。2011年3月17日に路上ライブを始め、被災地への募金を集めました。広島で路上ライブをやった時、それを見ていた女子高校生がその後私のブログに書き込んでくれたのが、この言葉でした。

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