笑顔で観光客を迎えるズールー族の女性(ダーバン郊外)【時事通信社】
アフリカ大陸で初の開催となる2010年サッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会。栄冠に輝くのは王者ブラジルか、欧州を制したスペインか、それとも地元アフリカ勢が大躍進を遂げるのか。そして、われらが岡田ジャパンの行く末は。。。
昨年12月、各国サッカーファンが大きな関心を寄せる1次リーグの組み合わせ抽選会が港町・ケープタウンで行われた。時事通信のカメラマンであるワタクシは、その取材のため、南アに飛んだ。
東京の寒空から飛行機に乗ること約20時間。赤道のはるか向こう、アフリカ大陸の南端に位置する南アは夏真っ盛り。抽選会の会場となったケープタウンをはじめ、ヨハネスブルクやダーバンなどW杯が行われるいくつかの街を駆け足で巡った。
真新しいサッカースタジアムや歓迎ムードあふれる街並み、そこで出会った陽気な人々。一方で、今なお南アに暗い影を落とす負の歴史の傷跡、治安の悪さ。
「バファナ・バファナ」(サッカー南ア代表の愛称。少年たちの意)や日本代表「サムライブルー」の健闘を祈りつつ、南アが見せてくれたさまざまな表情を紹介しよう。
それでは、南アを垣間見る11のストーリーのキックオフ!
(時事通信社写真部 大石 剛)
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