世界と勝負する日本酒造り 姫路の蔵元

コメにこだわるー高級路線の本田商店

 日本のコメを磨き上げてつくった日本酒をアジアをはじめ、世界の人々に飲んでもらおう。日本酒は世界で勝負できる。そんな思いで、香港や中国、ベトナムなどアジアへの日本酒の輸出に力を入れている酒蔵がある。「龍力」を代表銘柄とする兵庫県姫路市網干区の本田商店(本田眞一郎社長)だ。同社はフランスのワインにも負けない高級酒を海外に展開する戦略を取っている。(取材=大室真生)

 山陽本線網干駅近くにある酒蔵を訪ねた。

 2012年全国新酒鑑評会で金賞を受賞した「大吟醸 龍力 米のささやき」を口に含むと、磨き抜かれたすっきりとした味わいの中にも、こくを感じる。ただ単に、透明なだけでなく、力強さがある。兵庫県の中で選び抜かれた超優良米が育成される特A地区産の酒米・山田錦を精米歩合・35%まで磨き上げる。35%磨き落とすのではなく、何と65%を削り、コメの芯の部分35%だけを残す。それを揖保川の伏流水で研ぎすまして、低温発酵させた。720ミリリットル(4合)で5250円(税込み、以下同)する。日本各地の地酒に比べても、高価格だ。

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