各国歴代最強イレブン

イタリア(3)

 前線の選手では戦前に全盛期を迎えたピオラ、1970年代の「イタリアの太陽」リーバ、82年W杯の得点王ロッシ、80-90年代のロベルト・バッジオらの名前が挙がる。ピオラは38年W杯の優勝メンバー。今もなお、イタリア最高のセンターフォワードと評価する声がある。リーバは70年W杯で3点を奪った。左足のシュートとヘッドが強く、いかつい風貌ともども、相手に恐れられた。

 ロッシは82年W杯制覇の大ヒーロー。ポジショニングが抜群で、チャンスの場面に突如出現。ワンタッチで貴重なゴールを量産した。78年W杯で3得点。八百長疑惑による出場停止処分が解けた82年大会は1次リーグで無得点だったのに、ブラジル戦でいきなりハットトリック。準決勝でも2点、決勝でも先制点を奪って母国を44年ぶりの王座に導いた。60キロ台の軽量なのに、球際では競り負けなかった。

 R・バッジオはボールテクニックに優れたストライカー。ドリブル突破が得意で、味方を生かす好パスにも定評があった。90年W杯チェコ戦、94年W杯ナイジェリア戦、ブルガリア戦などで記憶に残るゴールを重ねた。

 2000年前後の中心選手だったデルピエロも高い技術で攻撃をリードした万能型。創造性と決定力を併せ持っていた。ビアリは動きの良さで勝負するタイプで、ビエリは重戦車のようなFW。インザギはロッシ同様、どこからともなくゴール前に現れ、決定的な仕事をした。総合型のトッティはトップ下として06年W杯制覇の一翼を担った。

 34年W杯優勝メンバーでアルゼンチン出身のオルシは歴代屈指の左ウイングとされ、スピードを生かした突破で知られた。同じ左サイドでは70年代のベッテガがロッシやカウシオと絡んだプレーで相手守備陣を揺さぶり、ダンディーな二枚目としても人気を集めた。90年W杯得点王のスキラッチも忘れてはなるまい。右サイドの選手では40-50年代のボニペルティへの評価も高い。

 【イタリアの最強イレブン】
 ▽GK ゾフ
 ▽DF ベルゴミ、シレア、バレージ、マルディーニ
 ▽MF タルデリ、S・マッツォーラ、リベラ、メアッツァ
 ▽FW R・バッジオ、ピオラ
 ▽控え ブフォン(GK)、カンナバロ、ファケッティ(DF)、ピルロ(MF)、リーバ、ロッシ、オルシ(FW)

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