だからサッカー・ドイツ代表が嫌いだった~最強チームへの敬意を込めて

ドイツに強いイタリア

 14年W杯を終え、W杯優勝回数は最多5回を誇るブラジルをドイツとイタリアが4回で追い、アルゼンチン、ウルグアイが各2回で続く。イングランド、フランス、スペインが各1回だ。一方、決勝進出の回数ではドイツが8回でトップ。ブラジル7回、イタリア6回、アルゼンチン5回、オランダ3回と続く。ベスト4ならドイツ13回、ブラジル11回、イタリア8回、アルゼンチン、フランス、ウルグアイ、オランダ各5回となる。

 以上から総合ランキングを考えるならば、ブラジル、ドイツ、イタリアが横綱。大関はアルゼンチンとオランダ、関脇がフランスとウルグアイ、小結がスペインとイングランド、前頭上位に準優勝の経験を持つスウェーデンとチェコ、セルビア(ユーゴスラビア)、近年好成績のポルトガルといった感じだろうか。

 特筆すべきは優勝回数で2番目のドイツが決勝進出回数、4強の回数ではブラジルを上回り、同じ優勝回数のイタリアには差をつけていることである。

 イタリア代表のサッカーが好きかと問われれば、それほどでもない。やはり守りから入るチームだし、見ていて楽しいサッカーをすることは決して多くない。あえて言えば、筆者にとってはドイツに強い点が頼もしいということである。

 06年W杯を現地で取材していた筆者はドイツ、イタリア、フランス、ポルトガルが4強に残った時点で、「またドイツか」と半ば観念していた。いい内容のサッカーをしていたアルゼンチンはドイツとの準々決勝で先制点を奪いながら、不可解な選手交代でリズムを失って追いつかれ、PK戦で開催国の軍門に下っていた。

 しかし、どっこい最大の刺客イタリアが残っていた。激しい攻防となった準決勝、延長の残り1分にDFグロッソが先制点を奪うと、筆者は記者席から立ち上がってガッツポーズをしていた。会場はドルトムント。後方から筆者目がけてペットボトルが飛んできた。すんでのところでかわした筆者に、知り合いの記者はあきれたように、「喜びすぎですよ」。ただ、「憎きドイツ」が負けるのなら、ペットボトルの直撃も喜んで許容しただろう。

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