ーフランス観光開発機構がお勧めするワイン産地、イベントは。
「フランスには、ブルゴーニュ、ボルドー、ロワールなど17カ所の有名なワイン生産地があります。ワイン生産地では、1年を通してさまざまなイベントがありますが、春と収穫の季節である秋に多い。ブドウの収穫時期には、農家や生産者がワイン生産の現場をお見せするイベントが多く開かれています。特に2012年は、ボルドーでは2年に1度6月に開かれるワイン祭りがあります。これは、ワイン生産者たちが河岸に自分たちのワインを持ち寄って皆さんに飲んでいただいたり、お祝いをしたりという、とてもにぎやかで楽しいイベントです。11月にブルゴーニュで開かれるボーヌ施療院のオークションもよく知られています。これは、ブルゴーニュの新酒ワインを広くオークションしているものです」
-ワインをテーマにフランスを旅しようと考えている日本人にひと言。
「フランスのワイン観光は、本当に人間的で人情があって、人々の生活をじかに見られて触れられて楽しめる体験観光であると思います。ワインは奥が深いので実際に生産地で過ごしていただければ、感動を持ってお帰りいただくことができる。ワイン生産者たちは自分の仕事に熱意を持って取り組んでいるので、彼らとの出会いを通してめったにない貴重な体験ができると思います。フランスのワイン観光は、単にワインを見たり知ったり飲んだりすることだけではなくて、散歩したり自転車に乗ったり気球に乗ったりして、ワイン畑の風景を楽しむ。疲れたらスパでマッサージを受ける。フランスのワイン観光というのはバラエティーにあふれた観光です。最後にひと言付け加えさせていただきたいのは、ワインを試飲するとき、一緒に何かを食べる。フランスの美食、食べ物のおいしさも味わっていただけると思います。フランスでは、どのワインとどの食べ物を合わせるかを考えていますので、ワインを通じてフランスの食べ物の豊かさというのも知っていただけると思います」
2012年の主要なワイン祭りを含む、フランスのイベントカレンダーはこちらをご覧ください。
<取材協力>
フランス観光開発機構(jp.franceguide.com) 、ブルゴーニュ地方観光局(www.tourismebourgogne.com)、ディジョン観光局(www.visitdijon.com)、ボーヌ観光局 (www.beaune-tourism.com)、アルザス地方観光局(www.tourisme-alsace.com)、エールフランス航空(www.airfrance.co.jp)、Rail Europe(www.raileurope.jp)
新着
会員限定