ボーヌ最大のワイン商「パトリアルシュ・ペール・エ・フィス」。中世に掘られた長さ5キロの横穴にワインを保存。300万本所有しているという。一角に1904年からそれぞれの年のボトルを順番に並べている棚があった。59年ものがもっとも価値が高く、1本1000ユーロ以上するという。
7年半前にオープンしたボーヌの「寿司海」では、2人の日本人が働いている。料理長の安間次郎さんと寿司バー担当の石井圭治さん。ほとんどのネタはパリから仕入れている。大半は地元客で、エビ(日本産)、サーモン、マグロ(スペイン産)が好まれる。「ワサビを少なめ」にした握りを、ナイフとフォークで食べるという。イクラ、タコ、イカは客が希望しない限り出さない。
ボーヌの1つ星レストラン「ル・ブナトン」。落ち着いたつくりの店内は満席だった。日本人グループの姿も。シェフのブリュノ・モンノワールさんは、東日本大震災で甚大な被害を受けた東北を救うフランスでのチャリティーイベントに参加した。
ボーヌに唯一残るマスタード工房「ムッタルドリー・ファロ」。家族経営で1840年創業の伝統の味を守っている。見学ツアーではマスタードつくり体験もできる。
<取材協力>
ボーヌ観光局(www.beaune-tourism.com)
ブルゴーニュ地方観光局(www.bourgogne-tourisme.com)
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