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 フランス・ワイン、銘醸の地を訪ねる

ワイナリー支えるビーズ千砂さん

 ビーズ千砂さんは、1998年にボーヌ近郊サビニ・レ・ボーヌ村の「ドメーヌ・シモン・ビーズ」に嫁ぎ、切り盛りしている。ドメーヌとは、ブドウ畑を持ち、醸造、びん詰めまで行うワイナリーのこと。家族経営ながら22ヘクタールのブドウ畑を所有し、年間13-15万本のワインを生産している。自然農法で、「心に触れる」ワイン造りをしている。毎日、ワインをたしなみ、「うちのが1番おいしい」と自信を持つ。人口1500人ほどの村に住んでいるが、「ブルゴーニュには世界中から人が来て、国際的」と感じている。2011年は豊作で、前年の5割増しの樽を仕込んだ。

 「シャトー・ド・マルサネ」は、朝から多くの招待者でにぎわっていた。ロシア語の会話も聞こえてくる。試飲するワインの順番は決まっている。ロゼ、白、赤へと、軽い飲み口のものから進んでいく。「栄光の3日間」に合わせ、特産のエスカルゴなどの特別ランチが用意されていた。

 ロマネ・コンティの畑の近くで、家族で経営する「リオン」。ほとんどがピノ・ノワール種の畑を8ヘクタール持つ。地下で赤ワイン200樽を貯蔵している。

 「シャトー・ド・ポマール」では、絵画展などのイベントが開かれていた。日が暮れてもワインを購入する客らでにぎわっていた。

<取材協力>
ディジョン観光局(www.visitdijon.com)

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