ディジョンから南に車を10数分走らせると、両側に一面のブドウ畑が見えてきた。整然と植えられたブドウの木が、はるか丘の上まで広がる。ブルゴーニュきっての銘醸地「コート・ドール(黄金の丘)」地区の始まりだ。
収穫を終えた晩秋のブドウ畑には人影がほとんどない。そんな中、見学の人がひっきりなしに訪れる一画があった。石塀に「ROMANEE CONTI」の文字が。これが、ワイン愛好家あこがれのロマネ・コンティの畑だ。
ブルゴーニュでは、土壌や方向、標高により畑が小さく区分けされているのが特徴。それぞれ、グラン・クリュ(特級)、プルミエ・クリュ(1級)などと格付けされている。ブルゴーニュワインは単一のブドウ品種から造られ、白はシャルドネ、赤はピノ・ノワールが代表的。
ブルゴーニュのワイン産地は、北のシャブリから南のマコンまで約300キロ続いている。
ディジョン発のワイナリーツアーは、ディジョン観光局で申し込める。今回は「ワイン&ヴォワイヤージュ」社のツアーを利用。
<取材協力>
ディジョン観光局(www.visitdijon.com)
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