会員限定記事会員限定記事

 フランス・ワイン、銘醸の地を訪ねる

「ワインとアート」のミニツアー

 パリ市内で時間をかけずに、フランスのワインやアートについて学びたい、という欲張りな人にお勧めのツアーがある。「ロバート・ピンク」社が運営する新しいコンセプトツアー、その名も「ワインとアート」だ。美しい街並みを歩きながら、関連する名所を効率よく巡ることができる。

 1864年に完成したパリで5番目に大きいビュット・ショーモン公園の横からスタートし、アートギャラリーが立ち並ぶ街を抜け、パリで最大級のチャイナタウンまで歩いていく所要約30分のコース。途中、ワインショップで試飲したり、ギャラリーでフランスのコンテンポラリーアートなどを見学する。ツアーのハイライトは、小高い丘にありパリ市内を一望できるベルビル公園。眺めはまさにアートそのもの。パリを独り占めした気分になれる。また、この公園にはブドウ畑もあり、ピノ・ノワールやシャルドネなど150本ある木を真近で見られる。ワインとアートを兼ね備えた、このコースにベストマッチな公園だ。

 ワインとアートを堪能した後には、少し趣向を変えて、コースのゴール地点にある中華料理店で舌鼓を打つのも良いだろう。

 夜は、ワインバー「オー・シャトー」に立ち寄った。ここでも解禁されたばかりのボージョレ・ヌーボーの大きな看板が目に入る。カウンター、テーブル席ともほぼ満席。若者たちが、思い思いにワイングラスを傾け談笑していた。

 ライトアップされたノートルダム寺院前を車で通り過ぎると、すぐにホテル「ルレ・サン・シェルピス」に着いた。


<取材協力>
パリ観光局(ja.parisinfo.com)

新着

会員限定

ページの先頭へ
時事通信の商品・サービス ラインナップ