ロンドン五輪の男子自転車ロードレース(250キロ)はバッキンガム宮殿前を発着地点とし、五輪開幕の余韻も冷めやらぬ7月28日に開催される。5月に行われた世界三大自転車レースの一つ、ジロ・デ・イタリアを2年連続で完走するなど本場欧州で活躍を続け、北京に次いで2度目の出場となる五輪代表の別府史之選手に意気込みと今後の目標について聞いた。
―5月のジロではゴール前のスプリントに絡んだり、長距離を逃げたりと存在感を示しました(第3ステージ9位、第18ステージ13位)。振り返ってみて、どうですか。
チーム(オリカ・グリーンエッジ、オーストラリア)の目標は、エーススプリンターのマシュー・ゴス(豪州)のステージ優勝(結果は1勝、2着2回)とチーム・タイムトライアルでの優勝(同6位)でした。大会後、チームが「フミ(別府選手)はよくやってくれた」とすごくいい評価をしてくれたのは満足ですけど、狙っていた(自らの)ステージ優勝ができなかったので、悔しい思いはあります。
―第7ステージでは4人で逃げグループを形成してメーン集団との差も広げ、チャンスだったように見えましたが。
すごく調子は良かったんですけど、メーン集団が追走のペースを上げるのが早かったし、一緒に逃げていた他の選手が全然協力的じゃなかったというのも不運でした。まあ、うまくはいかなかったですけど、チャレンジした結果なので。
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