「普天間」「習近平」「献金」で囁かれる「鳩山政権短命説」
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自身の資金管理団体をめぐる偽装献金問題の記者会見中、口元に手を当て、うつむく鳩山由紀夫首相=2009年12月24日、東京都内のホテル【時事】

 (このコンテンツは12月19日発売のフォーサイト1月号に掲載されたものです)
「宇宙人」の異名をとり、良く言えば何事にも動じない、悪く言えば鈍感だと言われる鳩山由紀夫首相だが、さすがに最近は顔色がさえない。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題と経済対策という難題に加え、天皇陛下と習近平・中国国家副主席の会見問題や自らの偽装献金疑惑が鳩山首相の表情を曇らせている。

 十二月四日夜に首相公邸で開かれた鳩山首相、小沢一郎民主党幹事長、輿石東民主党参院議員会長による三者会談は、政権の危機的な状況を象徴する会合だった。表向きは、ここで普天間問題と予算編成の取り扱いが話し合われたことになっている。だが、民主党議員はこう言う。

「話題はそこから派生して連立再編の問題に及んだ」

 振り返ってみると、鳩山内閣はこの日の夕方から大混乱に陥っていた。二〇〇九年度第二次補正予算案に盛り込む追加経済対策を決める基本政策閣僚委員会が開かれる予定だったが、国民新党代表である亀井静香郵政改革・金融相が姿を見せなかったからだ。理由は、経済対策の規模にあった。国民新党はもともと十一兆円規模の積極策を求めていたが、民主党側の議論は麻生前政権が作った第一次補正予算の削減分を流用した二・七兆円規模というラインからスタートした。その後、ラインは七・一兆円まで引き上げられたが、亀井氏は納得しなかったのだ。

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