日本にはホームレスと呼ばれる大人たちがいます。しかし、路上で子供が暮らす姿を見ることはありません。一方、地球上の多くの国々では、紛争で生活の場を失ったり、親の暴力から逃げだして路上でしか生きていけなくなった子供たちがいます。それが「ストリートチルドレン」です。
彼らは犯罪や薬物に手を染めたり、暴力や性的暴行を受けたり、ひどい場合には臓器売買のために連れ去られたり、といった危険と隣り合わせで生きています。
「ストリートチルドレン芸術祭」は、彼らが描いた絵でカレンダーをつくり、1部1000円の売り上げを通じて支援しようという活動です。
活動の最大の特徴は、ストリートチルドレンが描いた絵の送り先が、静岡県熱海市の市立小嵐(こあらし)中学校だということです。ストリートチルドレンたちと同じ年ごろの中学生がこの活動を支えています。
カレンダーになるのはたった12枚。時事ドットコムは、小嵐中学校に届けられた245枚すべてを特集します。
2009年版カレンダー選者
〔1月〕熱海市立小嵐中学校、〔2月〕東北福祉大学生田目ゼミ、〔3月〕ミュージシャン「ゆず」・北川悠仁さん、〔4月〕絵本作家・木村裕一さん、〔5月〕落語家・笑福亭鶴笑さん、〔6月〕静岡県立韮山高校有志、〔7月〕静岡県立田方農業高校有志、〔8月〕アテネ五輪アーチェリー銀メダリスト・山本博さん、〔9月〕シンガーソングライター・イルカさん、〔10月〕医師/作家・鎌田實さん、〔11月〕京都外国語大学有志、〔12月〕エアロビック世界大会トリオ部門第4位・大村詠一さん
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