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「燃える闘魂」再び アントニオ猪木氏インタビュー

得意のスポーツ外交を展開したい

―再び参院選に立候補しようと思ったのはなぜですか。

 これまで政治を離れていても、スポーツ外交という形で北朝鮮にも何べんも行ってますし、去年はテロが頻発するパキスタンにも行きました。ブラジルではアマゾンの森林破壊を防ごうと、環境イベントもやっていたんです。で、せっかくアントニオ猪木という名前がこんなに世界中売れていて、行った先々で歓迎してくれる状況がある。それをもうちょっと生かしていけたらと思ったわけです。

―日本維新の会の石原慎太郎、橋下徹両共同代表はタカ派的言動が目立ちますが、違和感はないですか。

 私は非常に平和主義なんでね。いつも「外交に勝利なし」と言っているんですが、外交問題では、両方(の政府)に国民がついている。だから結局、どの国の政府も、国民に喜ばれるような発言しかできませんよね。

 どちらが勝ってもいけない。お互いに半歩譲る勇気がないといけない。交渉事というものはそういうことなんですね。

 私は、応援部隊として(維新の会に)入ったんで、批判的なことはあまり言うつもりはないんですが、維新がこれから大きく伸びようとするんであれば、外交をもっとしっかりやらないといけない。自分の目で自分の足でどこにでも飛び込んでいく。それが私の外交の流儀ですが、そういう役はやらせてもらおうと思ってます。

―国会議員としては、やはり外交に力を入れていきたいと…。

 ええ。私はずっとそれできましたからね。自民党もできない、どの政党もできない、猪木得意のスポーツ外交というものを展開していこうと。で、結果は結果でいいと思っているんですよ。中途半端なことをしたら、それは猪木らしくないし…。

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