2022年参院選【各党インタビュー】

2022年06月21日

国会に緊張感与える 山本太郎れいわ新選組代表

インタビューに答えるれいわ新選組の山本太郎代表=2022年6月8日、東京・永田町【時事通信社】

インタビューに答えるれいわ新選組の山本太郎代表=2022年6月8日、東京・永田町【時事通信社】

 ―参院選で何を訴えるか。

 徹底した経済政策だ。具体的には消費税の廃止。

 ―目標議席数は。

 最大で8議席、最小で3議席。

 ―昨年の衆院選での野党共闘の評価は。

 政権交代という最大の目標は達成できなかったが、ああいう形を取らなければさらに野党の議席を減らした可能性がある。力を合わせてやるまでに時間がかかったし、何を共通でやりたいか周知することも十分ではなかった。

 ―参院選での野党共闘へのスタンスは。

 自分たちの議席を増やしたい思いはある。今の緊張感のない国会に緊張感を生み出せるのは、与党からも野党からも嫌われる私たちのような存在だという自負があるので。一方で党勢拡大に徹し、片っ端から候補者を立てることになった場合、本当に国政に必要な人まで落としてしまうことは避けられない。

 ―野党が競合する1人区が複数ある。

 1人区は(野党が)一つになってやっと戦う準備ができるという感じなのかな。ばらけるというのは、それぞれが自分たちの党勢拡大に走ったことの答えだと思う。

 ―自民党などが防衛費増額を求めている。

 必要があることはやらないといけない。でもどこまで必要なのか。(国内総生産=GDP=比)2%になったら確実に東アジアの緊張感は高まる。いかに抑制的に徹底した平和外交で、専守防衛とともにこの国を守っていくかが鉄則だ。

 ―憲法改正については。

 当然反対。何より優先順位は高くない。憲法改正する前に、今ある憲法を守らせる方が先だ。健康で文化的な最低限度の生活、幸福追求権、多くの条文がほごにされている。

 ―他の野党にないアピールポイントは。

 大企業や宗教、団体が付いていない。バックは市民一人ひとりだ。たるみきった国会に緊張感を与える。空気は読めるが空気は読まない。国会内の茶番を白日の下にさらしていく。そして徹底的な経済政策によって、この国を立て直していく。(2022年06月22日)

党勢拡大へ街頭行脚 れいわ新選組・山本太郎代表【党首奮戦記】
各党インタビュー
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