かまぼこやちくわの「フィッシュプロテイン」が筋肉に○ サッカー長友選手とタッグも【大漁!水産部長の魚トピックス】

サッカーの長友選手とタッグ、新商品も―鈴廣かまぼこ

 創業156年の老舗、鈴廣かまぼこ(神奈川県小田原市)は、サッカー日本代表の長友佑都選手らとのコラボレーションで今夏、かまぼこにキンメダイなどを使った「フィッシュプロテインバー 挑・蒲鉾(ちょう・かまぼこ)」とネーミングした商品をクラウドファンディングで開発した。

 かまぼことは思えないカラフルなこの商品に、同社は「消化に優れ1本で15グラム以上のタンパク質を摂ることができ、子供からアスリートまでおいしく安全に食べられる」と太鼓判を押す。今回は出資者への限定販売だが、好評のため「今後、一般への商品化も検討する」(同)という。

 長友選手らの影響もあって「これまでかまぼこ製品をあまり食べなかった人が、食べるようになったという声が届いている」と同社。消費が上向いていることを実感している。

 同社はこのほか、フィッシュプロテインの利用を広げようと、かまぼこの原料となるすり身を粉末にした「万能すりみパウダー」をインターネット販売。水などと練り、いろいろな料理に使えるとあって、個人消費者のほかスーパー用の総菜を作る業者などから注文が相次いでいる。同社は「今後も既存商品の枠を超えた商品開発を行っていきたい」と意気込んでいる。

「筋肉ちくわ」も登場―高松・矢野商店

 ちくわにも、新たな商品がお目見えしている。高松市の「矢野商店」は魚肉(動物性)のほか、植物性も含めてたんぱく質を増量した「筋肉ちくわ」を9月からネットで販売。全国に販路が広がっており、「スポーツクラブからも引き合いがある」(同社)と手応えを感じている。

 カニ風味のかまぼこ「香り箱」やちくわなど、さまざまな練り物を販売する「スギヨ」(石川県七尾市)は「これまで練り物に関するさまざまな料理レシピを紹介しながら販売促進に努めてきたが、健康や筋肉との関わりが話題となった近年、これまで以上に売れ行きが良くなっている」と話しており、今後の継続的な消費に期待を込めている。

 総菜としては必ずしも主役とは言えない魚の練り物だが、健康・運動や筋肉への効果を得るとともに、それぞれ地域自慢の水産練り製品を味わってみるのもよさそうだ。

(2021年9月26日掲載)

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