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「ネコの宿命」腎臓病の治療法を開発 「猫が30歳まで生きる日」 東大大学院・宮崎徹教授インタビュー

ネコ救いたい…東大に寄付殺到 「腎臓病薬開発に」2週間で1.4億円

 愛猫を救う手助けに―。東京大大学院の宮崎徹教授が進めるネコの腎臓病治療薬開発が注目を集め、東大に個人からの寄付が殺到している。宮崎教授の研究を紹介する記事がインターネット上に配信されると、わずか2週間余りで約1万2000件の寄付が集まり、総額は約1億4600万円に達した。東大の担当者は「史上最速のペース」と驚き、寄付のさらなる広がりに期待を寄せる。(2021年7月27日掲載)

 宮崎教授は、ネコの腎臓の働きを改善し、寿命を大きく延ばす可能性があるタンパク質製剤の研究を進める。ネコに対する治験を行うめどは立っていたが、新型コロナウイルス流行の影響で研究資金が不足し、計画は中断している。こうした経緯を伝える時事通信社の記事が7月11日、インターネット上で配信された。

 寄付を受け付ける東大基金事務局によると、配信から2週間余りたった27日午前8時までに1万1934件の寄付が寄せられた。個人からの寄付は2020年度は1年間で約1万2000件となっており、わずか2週間余りで20年度と同水準に達した。

 金額は1件当たり1万円前後が多いが、ネコの「にゃん」と数字の「2(に)」にちなんだとみられる「2222円」の寄付金も目に付く。最愛のネコを腎臓病で亡くした人からと思われる寄付も多く、寄付者からは「治療薬の完成、心待ちにしております」「将来、世の猫たちが少しでも苦しい思いをしないで済むように、少しですがお役に立てれば幸いです」などのコメントが寄せられている。

 東大基金事務局の担当者は「宮崎教授の書籍(「猫が30歳まで生きる日」、時事通信社から8月刊行)の売り上げの一部を寄付する予定の書店もあると聞いている。寄付による応援が広がりを見せている」と話す。東大基金は、ネコの腎臓病治療薬研究への寄付について、宮崎教授のメッセージも紹介する専用ページを開設した。

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