新型コロナウイルス拡散防止対策の影響により、依然として1日の大半を自宅で過ごす人も少なくない。この機会に在宅時間を快適に過ごそうと、自宅の片付けや整理整頓を進める動きも加速しているようだ。オフィスでの事務効率化のノウハウを自宅でも実践し、仕事と生活の両面で生かしている「事務効率化コンサルタント」の自宅を紹介する。
「事務効率化コンサルタント」として、オリジナルメソッドの進化と体系化に取り組むオダギリ展子(のぶこ)さん。特許事務の業務で習得した事務効率化のノウハウを、その後携わった貿易事務に応用した結果、業務の効率化と残業ゼロを達成したという経験を持つ。
この経験をもとに配信したメールマガジン『スーパー事務員Nokkoがついに明かしたヒミツテク』が人気となったのをきっかけに、現職に転身した。執筆活動のほか、オフィスワーカーに向けたセミナーや研修などを数多くこなしている。
そんなオダギリさんの自宅は、当然のことながら、ご自身で提唱する事務効率化メソッドを生かした空間となっている。
まず、オダギリさんが自宅で仕事をする場所は書斎ではなく、写真のダイニングテーブルだ。
オダギリさんによると、オフィスのデスクは(1)探す(2)迷う(3)調べ直す―という3つのロスが発生しがちな場所だという。
例えば、消しゴムを探そうと引き出しを開けペンケースをひっくり返す、複数ある書類のどちらが最新版か迷う、相手先の電話番号が分からなくなりホームページや名刺などを見直す…。
これでは、本来仕事に注ぐべき貴重な時間を浪費してしまう。
会社で仕事をする時と同様に、在宅ワークでもこういったロスは発生しやすいので注意が必要になる。そのためにまず徹底したいのが、仕事をするデスクやテーブルには余計な物を置かないこと。
新着
会員限定