―兵役を終え、今の気持ちは。
兵役を終えた時、多くの人は混乱した気持ちになるようです。国家のために非常に重要なことをしていたのに、それが終わると、何をしていいか分からなくなると言います。でも、私の場合、気分は良かった。私が任務としてできることはすべてやったと思うし、何か新しいことに挑戦してみたいという気持ちが強かったからです。また、私は軍にいる期間が(ほかの人より)長かったこともあり、家に戻ってゆっくり寝たり、自分でやるべきこと、やりたいことを自由に選んで決められたりということが、よりありがたく感じられたのだと思います。軍での生活はとても堅苦しく、自由もかなり制約されていたので。
―最近はどのように過ごしているのですか。
退役後、フルタイムではなくパートですが、すぐに救急隊員として仕事を始めました。8〜12時間ほどの勤務シフトで週に2、3回という感じです。兵役の際にも救急要員として活動していましたが、その時より多くの患者に接することができます。いろいろな医薬品について知識を深めるのも楽しいです。
昨年12月には日本に行きました。それも素晴らしかったです。大学進学のため、「サイコメトリック(精神測定)」と呼ばれる重要な試験の勉強も始めました。米国の大学進学適性検査(SAT)のようなものです。試験は4月にあります。だから、仕事と勉強、両方やっていますが、特に試験までは勉強中心です。
こういう生活になってから、兵役に就いていたときのことを振り返ると、素晴らしい経験だったなと感じられます。ほかの兵士の同僚たちと、そういう経験ができたことを信じられないという感覚もあります。しかし、悲しいとか、大きな喪失感があるという話ではありません。(12月末に)日本から戻ってきた後も、一緒に集まりました。以前任務に就いていた軍の基地にも行きました。私と一緒に医療要員として任務に就いていた仲間とはいま、同じ教室で、同じテストに向けて勉強していて、週に2度顔を合わせます。
―兵役最後の日、どのような感じで任務を終えたのですか。
最後の日は(昨年)11月13日でした。基地で兵士としてのIDカード(身分証明書)にハサミを入れるという、セレモニーのようなものがあるのです。その様子を同僚と共にSNSにアップロードしたりして祝います。その際、兵役を終えたことを示す証書も受け取ります。就職する際などは、兵役を満了したことを示すため、この書類を提出します。
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