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健常者と対等に戦える ボッチャの唐司あみ、宮原陸人選手

「人との関わりが増えました」

 「陸上のカーリング」とも呼ばれるボッチャ。白いジャックボール目掛けて赤と青のボールを投げ合い、どちらが近づけるかを競う。四肢機能障害者向けに考案された競技だが、健常者と対等に戦えるところが魅力だという。東京都立府中けやきの森学園(府中市)のチームに所属する期待の若手、唐司(とうのし)あみさんと宮原陸人(みやはら・りくと)さんに聞いた。

◇ ◇ ◇

 ―ボッチャはいつから?

 唐司 リオパラリンピックで(日本代表が)銀メダルを取ったニュースを見たのがきっかけ。その後、知り合いから「発掘プログラム(「ナショナルタレント発掘・育成=NTID=プログラム」)」に誘われ、ボッチャで合格しました。

 宮原 中3の夏にボッチャの講習会に参加し、実際にやってみたら面白くて、もっとやってみたいと思いました。

 ―それまでにスポーツ経験は?

 唐司 していません。スポーツはどちらかというと好きではありませんでした。体育も全部見学でしたから。ボッチャに出合ってから体を動かす楽しさを知りました。

 宮原 小学校の時は野球やサッカーを。もともとスポーツは好きです。

 ―ボッチャの魅力は?

 唐司 健常者もできるスポーツで、健常者と平等に戦えるところがいい。同じ立場で戦えるのはとてもうれしいです。

 宮原 クラブチームに入って人との関わりが増えました。ボッチャを通していろんな人に会えることが楽しいです。

◆特設◆東京五輪・パラリンピック2020

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