2019年7月9日付で文部科学省初等中等教育局長に就任した丸山洋司氏(まるやま・ようじ)。「ノンキャリア初の局長」として省内外から大きな注目を集めている。その丸山氏が時事通信社などのインタビューに応じ、これまで携わった仕事、それを通じて考えた政策の在り方、そして人事施策への思いなどを語った。
(内政部=沼野容子)
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「正直、初中局長を拝命することに驚きはあった」とインタビュー冒頭で語った丸山氏。仕事をする上での基本的考え方は「現場ファースト」と言い、「さまざまな課題はあるが、これからも現場の考えを踏まえ、一つ一つこなしていきたい」と抱負を述べた。
丸山氏は1982年、国家公務員採用初級試験(当時)を経て、旧文部省の機関だった大分医科大学(現大分大学医学部)に採用された。文科省で幹部候補のキャリア組ではない「ノンキャリア」の職員が局長級に登用されるのは初めて。
同省ではここ数年、違法な天下りや私立大学をめぐる汚職事件で事務次官が2代続けて辞任するなど不祥事が相次いだ。これを受けて2019年3月にまとめられた「文部科学省創生実行計画」は、採用区分や年次、年齢にとらわれない人事配置の徹底など、人事改革の推進を盛り込んでおり、丸山氏の局長昇進は改革の「目玉」として位置付けられるものだ。
「初等中等教育行政の経験が豊富で、さまざまな課題が山積しているこの行政に、しっかりとその知見を活用してもらいたいという観点から局長に登用。適材適所を基本とした人事」と柴山昌彦文科相も記者会見で強調した。同省の信頼回復に向けても、丸山氏の手腕の発揮が期待される。
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