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収録現場も東海ネタで盛り上がり 「八十亀ちゃんかんさつにっき」

ネイティブの流ちょうさで

 名古屋を中心に、ディープな東海地方ネタてんこ盛りで絶賛放送中のアニメ「八十亀ちゃんかんさつにっき」。声優は全員、登場キャラクターと同じ出身地というこだわりぶりも話題だ。こてこての名古屋弁を操る主人公の女子高校生、八十亀最中役の戸松遥さん、岐阜出身の只草舞衣役の若井友希さん、三重出身の笹津やん菜役の小松未可子さん、東京から名古屋へ引っ越してきた陣界斗役の市来光弘さんを収録現場に訪ね、演じたキャラクターの魅力などを語ってもらった。

 戸松さん 名古屋弁はがっつりしゃべるとおばちゃんぽくなってしまいがちな方言なので、小動物っぽいキャラクター性とか動きとか、わちゃわちゃしていたりして愛嬌のある感じを出すように演じました。ちょっとしたニュアンスの音なども、地元の人が聞いた時にネイティブだなと分かってもらえる流ちょうさが出るように気を付けました。地元でない人にも「あ、名古屋弁だな」と分かるように、あえて強調するようにメリハリを付けたところもあります。
 名古屋弁で一番押したい言葉は「シャビシャビ(水っぽい)」。東京で伝わらなかったのが衝撃で、標準語だと思ってたんです。

 若井さん 岐阜県はなかなか出身声優が少ないですが、絶対この役を勝ち取りたいという気持ちが強くて、(決まった時は)うれし過ぎて叫びました。只草ちゃんは、地元愛はほどほどということで、私とは真逆です。でも只草ちゃんは知識がすごくある子なので、説明をすることで皆さんに岐阜のことを伝えようとしているのかなと思います。

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