週刊オリパラ2020

◆車いすスポーツ◆千葉市、パラへ機運高める

◇目指す「車いすスポーツの聖地」

 千葉市は東京パラリンピック(8月25日~9月6日)の開催を機に「車いすスポーツの聖地」を目指している。大会期間中は美浜区の幕張メッセで車いすフェンシング、テコンドー、シッティングバレーボール、ゴールボールの4競技を実施。半世紀ぶりの祭典に、市民の関心は高まってきた。

 千葉市ではもともと車いすスポーツが盛んだった。車いすバスケットボールの強豪、千葉ホークスが本拠地を置き、車いすテニスの国枝慎吾選手の車いすを製作しているのも千葉市内の企業だ。

 2013年にパラリンピックの東京招致が決まり、市職員は「千葉市としてこれまで以上に取り組みを加速した」と話す。実際、大会の機運を高める施策は数多い。市内にある全小、中学校をパラ選手らが訪問し、交流する取り組みは代表的。体育の授業にゴールボール、シッティングバレーボールといったパラ競技を採り入れた。

 一般の市民がパラスポーツ普及を目指してイベントを開催する場合、千葉市は30万円を上限に補助金を交付する。昨年8月の「ちばパラスポーツカフェ」では、パラスポーツの体験会や選手のトークショーを実施。別の市職員は「いろいろな形で関わり方があると思う。市民の皆さんにもっとやっていただきたい」と関心の高まりに期待する。

 パラスポーツを自分でやってみたいと考えている障害者向けに、窓口「ちばしパラスポーツコンシェルジュ」を開設した。障害の種類、重さなどを基準に、その人に合ったスポーツを提案する。昨夏に千葉市などが開催したパラスポーツ体験イベント「パラスポーツフェスタちば2019」には1万人以上が訪れた。成果は着実に表れている。(2020年2月12日配信)

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