週刊オリパラ2020

◆野球◆侍ジャパン、五輪前年の悔しさ糧に

◇菅野智之、期待されるエース復活

 侍ジャパンの屋台骨として期待される男。巨人の菅野智之投手(30)にとって、東京五輪前年は過去にないほど悔しい1年だった。契約更改交渉を終え、故障に苦しんだ今季について「あまり振り返りたくない」と本音を漏らした。

 今季成績は11勝6敗、防御率3.89。3年連続の2桁勝利をマークしたものの、防御率は自身ワーストの3点台後半。5月に腰の違和感で出場選手登録から外れ、最後まで腰痛に悩まされた。9月中旬にも1軍登録を抹消され、そのままレギュラーシーズン終了。復帰を目指した10月のクライマックスシリーズ、ファイナルステージ直前に戦列に戻ったが、万全でないため登板回避を申し出た。ようやく日本シリーズの第4戦で復帰登板。しかしソフトバンクに圧倒されていた悪い流れを止められず、屈辱の4連敗を味わった。

 17年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のエース。侍ジャパンが優勝した11月のプレミア12の戦いは、チームの外から見守った。「すごく盛り上がっていたし、率直にあの場にいたかった。千賀(ソフトバンク)と話す機会があって、(五輪に)出たいという話になった」。ともに不参加だった投手陣の柱として、思いを募らせた。

 想像していた舞台が現実のものとして迫る。野球は来年7月29日に始まり、決勝は8月8日。調整については「(先発で)投げても2試合のイメージ。正直、そんなに難しさは感じていない」。既にペナントレースでは巨人の来季開幕投手に内定している。その先の国際舞台をしっかりと見据え、「東京五輪が決まってからずっと目標だった。覚悟を持って、来シーズンに入りたい」。決意は固い。(2019年12月18日配信)

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