週刊オリパラ2020

◆ソフトボール◆貴重な経験、本番へ

◇我妻悠香、投手陣支える扇の要

 東京五輪で復活するソフトボール。2008年北京五輪の金メダル再現を目指す日本代表で、大きなカギを握るのが捕手の我妻悠香(24)=ビックカメラ高崎=だ。

 最大のライバル米国の強力打線相手に、日本リーグでもバッテリーを組む上野由岐子(37)や藤田倭(28)=太陽誘電=らをいかにリードするか。「最少失点に抑えていくために、投手とどれだけ息を合わせていけるか」。扇の要と呼ばれる捕手の責任を自覚し、初の五輪出場に向けて気持ちを高めている。

 東京五輪の中心選手になることを期待され、16年の世界選手権代表に21歳で選出。正捕手として着実に経験を積んできた。所属先が同じ上野だけでなく、藤田とのコンビネーションも試合を重ねるごとに成長。リードについては宇津木麗華監督から厳しい指摘を受けることもあるが、「監督ばかりに頼れない。相手の目の前にいて、判断してサインを出すのは私」。強い責任感を口にする。

 五輪に向けて貴重な場となったのが、本番会場の横浜スタジアムで行われた11月16、17日の日本リーグの決勝トーナメントと、翌日からの全日本合宿。トーナメントでは3試合を経験し、上野とは2試合でバッテリーを組んでチームを優勝に導いた。

 観客席の広さに「世界中の人が来て、満員になったらすごい」と無邪気に話した。その一方で人工芝でのボールの跳ね方、バッテリー間のグラウンドの傾斜など、特徴をきっちり確認した。「来年を想定しながらできてよかった。横浜には横浜の投球スタイルがあると思う」。得難い経験をどう生かすか。来夏の大目標達成に向けて思いを巡らせる。(2019年12月11日配信)

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