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週刊オリパラ2020

◆フェンシング◆フルーレ復活へ誓う貢献

◇ベテラン三宅諒が存在感

 東京五輪を目指すフェンシング男子フルーレの日本チームで、2012年ロンドン五輪団体銀メダリストの三宅諒(28)=フェンシングステージ=が存在感を示している。20代前半の若手に交じり、来春まで続く国際大会で五輪出場権獲得を期している。

 長く日本の看板種目だった男子フルーレ団体で数々の表彰台を経験。個人のワールドカップ(W杯)でも2位に入った実力者だが、近年は不振続きで16年リオデジャネイロ五輪出場を逃した。昨年11月のW杯で7位と久々に上位に進出し、世界ランキングもロンドン五輪当時の水準へ戻りつつある。持ち前の堅守に加え、この秋は攻撃力の強化に力を注いだ。「ある程度前に出ることで防御が際立ってくる。メダルが取れたら団体戦で自分の必要性が高まる」と今後の戦いをにらむ。

 「日本のピンチは自分のチャンス」がモットー。大黒柱だった太田雄貴(現日本フェンシング協会会長)が引退後の団体は苦戦が続く。「僕は必要ないかな」とも感じていた三宅だが、修羅場をくぐり抜けてきた経験は若手の力になれると自負する。「今のチームにとっては、自分がどう貢献できるかが大事」

 22歳の松山恭助(JTB)が主将を務め、世界選手権銀メダルの西藤俊哉(長野ク)と銅メダルの敷根崇裕(法大)のいる若いチーム。三宅が加わった6月のアジア選手権で、日本男子は10年ぶりに優勝して復活をアピールした。「個々の能力は高い。僕らはドラマを生んできたチーム。もう一度起こさなければいけない」。五輪の緊張感を知るベテランが意気込んでいる。(2019年11月20日配信)

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