週刊オリパラ2020

◆パラバドミントン◆東京契機に競技普及を

◇世界選手権で里見紗李奈が優勝

 東京パラリンピックで、新たに実施されるバドミントン。日本勢は8月の世界選手権で里見紗李奈(NTT都市開発)が優勝するなど活躍し、来夏も複数のメダル獲得が望める。日本障がい者バドミントン連盟の平野一美理事長は「調査では、見に行きたい競技の3番目ぐらいにパラバドミントンが入っていると聞く。(会場が)いっぱいになればうれしい」と期待を込める。

 パラバドミントンは立位と車いすに分かれ、立位はさらに上肢と下肢の障害、低身長に分類される。クラスによって使用コートの面積が変わり、ダブルスではクラスの違う選手同士のペアが組むことも。プレースタイルや試合展開が多様で、「見どころがいくつもある」(平野氏)。11月13~17日にはパラリンピック会場の東京・国立代々木競技場で本番の運営テストを兼ねた国際大会が開催予定で、注目度を高める機会になりそうだ。

 日本勢の好成績とともに関係者が重視するのは、パラリンピックを契機とした競技人口の拡大。連盟では大会運営ボランティアや指導者を登録するサポーター制度を導入し、ネットワーク強化に取り組む。「競技をやりたい人が増えた時の受け皿をつくっておくのが大切」と先を見据える。

 国内での障害者スポーツに対する理解はまだ十分ではないと感じるものの、「いっぺんに変える必要はない」と平野氏。「学校を訪問して子供たちと競技をやったり車いすに乗ったり。その子たちが20年後、30年後に社会の中で重要な位置に就き始めたとき、当たり前に受け入れられている」。そんな将来像を描く。(2019年10月30日配信)

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