週刊オリパラ2020

◆アーチェリー◆史上最年少で代表入り

◇園田稚、めきめき頭角

 アーチェリー女子の新星が、1年後へ夢を膨らませている。高校2年生の園田稚(17)=東京・足立新田高=。6月の世界選手権で3回戦に進み、まずまずの手応えを得た。「東京五輪でメダルを取りたいけど、(2024年の)パリ五輪でも結果を残せるようになりたい」と大舞台に立つことをイメージしている。

 大分県別府市出身。昨年秋に史上最年少の16歳でナショナルチーム入りを果たした。身長169センチと恵まれた体格で、力強くテンポの良さが特長。早打ちになったのは、あがり症がきっかけだという。「考えると力が入って集中できないから、すぐに打つ」。精神力をコントロールし、ひたむきに練習に打ち込む。

 中学3年生で、有望なジュニア選手を育成する日本オリンピック委員会(JOC)のエリートアカデミーに入った。アーチェリー選手としては「第1期」で、同期は4人。実力は一番劣っていたが、持ち前の素直さで教えを吸収し、めきめき上達していった。

 アーチェリーは競技寿命が長いスポーツ。若くして才能を開花させた園田には、大きな伸びしろがある。全日本連盟の新海輝夫強化部長は、「非常にクレバーな頭脳の持ち主でもある。まだまだこれからの選手」と期待を寄せる。

 7月の東京・夢の島公園アーチェリー場で、五輪のテスト大会を兼ねて開催された国際大会では、日本勢の男女を通じてただ一人3回戦に進んだ。日本女子は五輪で個人のメダルを取ったことはない。「五輪に出るなら金メダルを取りたい」と園田。その名の通り若さあふれる逸材が、東京で大器の片りんを見せるかもしれない。(2019年8月7日配信)

◆特設◆東京五輪・パラリンピック2020
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