週刊オリパラ2020

◆野球◆万能選手、五輪で輝きを

◇外崎修汰、侍ジャパン稲葉監督も信頼

 困った時、メンバーにいてくれてよかったと思われる存在だろう。プロ野球西武の外崎修汰内野手(26)は内外野を全てこなし、俊足で3年連続2桁本塁打とパンチ力もあるユーティリティープレーヤー。侍ジャパンの稲葉篤紀監督は「いろいろなことができる、ありがたい選手。12球団を見回しても探すのが難しい」と高く評価する。

 2017年のシーズン途中に外野へコンバートされたことが転機となった。アマチュア時代にも経験がなく驚いたが、「試合に出たいとベンチでずっと思っていて、回ってきたチャンス。何でもやろうという感じだった」。そつなくこなしてレギュラーを奪取。状況によっては内野にも回る万能選手として花開いた。

 その年の11月、稲葉監督の初陣だったアジアプロ野球チャンピオンシップで代表に初めて呼ばれた。青森・弘前実高、富士大時代にも縁のなかった日の丸を背負ったが、「シーズン中と同じような緊張感」と平常心。3試合で打率4割6分2厘、1本塁打、4打点。最優秀選手に選ばれて国際舞台での強さを示し、18年のオーストラリアとの強化試合や日米野球でも重宝された。

 今季は二塁手にほぼ専念しているが、いざというときの覚悟はできている。「そういう生き方というか、役割の人も絶対必要だとだんだん分かってきた。そこを評価されるのはすごくうれしい」。やりがいと誇りを感じている。

 東京五輪代表は08年北京五輪と同じく24人となる見込みで、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の28人に比べ少ない。その分、万能選手の価値はさらに増す。「日本人を代表して野球をすることは誇り。選んでいただけたら必死に頑張るだけ」。外崎は静かに闘志を燃やしている。(2019年7月10日配信)

◆特設◆東京五輪・パラリンピック2020
◆強化担当に聞く2020◆

特集

コラム・連載

ページの先頭へ
時事通信の商品・サービス ラインナップ