◇土肥圭太、伸び盛りの18歳
伸び盛りの18歳が、東京五輪代表に名乗りを上げた。初実施となるスポーツクライミングの複合男子で、昨年のユース五輪金メダルの土肥圭太(鹿児島県連盟)が世界選手権(8月、東京都八王子市)日本代表入り。「いつか出たいと思っていた大会。うれしい」と意欲をみなぎらせる。
世界選手権代表選考会を兼ねて5月に行われた複合ジャパンカップ。8人で争う決勝では、登る速さを争うスピードは最下位、高さを競うリードは5位だったが、得意のボルダリングは軽やかな身のこなしで、ただ一人全3課題をクリアした。3種目の総合4位と健闘し、切符をつかんだ。
服装に規制のない大会では、長いデニムパンツをはくのが土肥のスタイル。「動きやすい。短パンだと膝などを擦ってしまうし」。メーカーから提供も受けており、トレードマークとする意識も「全くないと言ったらうそになる」と笑う。
東京五輪の日本の出場枠は男女各2。男子は第一人者の楢崎智亜(TEAM au)や昨年のボルダリング世界王者の原田海(日新火災)らが軸。実績で上回る先輩と比較し、「単純な実力がすごく違う」と冷静に現状を見詰めてもいる。今夏の世界選手権で7位以内に入った最上位の日本選手が東京五輪の代表に決定。しかし、もう1枠の争いは来年5月まで続く見込みだ。
土肥は1年後を見据え、「相当成長を実感できているので、間に合うかもしれない。可能性はある」。初の世界選手権は大きなステップとなるだろう。はき慣れたジーパンで五輪出場という山頂を目指す。(2019年6月19日配信)
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