週刊オリパラ2020

◆競泳◆「東京こそ」の強い思い

◇大本里佳、成長著しい22歳

 男女のエースを欠き、重苦しい雰囲気の日本の競泳陣。その中で、女子自由形と個人メドレーの大本里佳(イトマン)が好記録を連発し、明るい話題を提供している。

 ジュニア時代からトップ選手として活躍したが、なかなか飛躍できずにいた22歳。「リオデジャネイロ五輪に行けなかったので、東京こそはという思いでずっとやってきた」と言う。厳しい練習にもしっかり向き合えるようになり、「体も大きくなったし、ハートも強くなった」と実感する。

 4月の日本選手権200メートル個人メドレーで、2分9秒91の自己ベストをマークして大橋悠依(イトマン東進)に次ぐ2位となり、世界選手権(7月、韓国)の代表入り。「来年のために、今年はどうしても世界の舞台を経験しておきたかった。決められてうれしい」と喜んだ。

 翌月、オーストラリアでの代表合宿の締めくくりに出場したシドニー・オープンではベストをさらに更新する2分8秒64で泳ぎ、大橋に勝った。「8秒台が出たことでさらに上、メダルを目指せるんじゃないかと思うようになった」

 エース池江璃花子(ルネサンス)が2月に白血病を公表し、復帰を目指して闘病中。大本には自由形でも大きな期待がかかる。2日まで行われたジャパン・オープンの100メートルでは54秒16の自己新。「短距離の自由形も引っ張っていけるように頑張りたい」と頼もしい言葉を口にした。(2019年6月5日配信)

◆特設◆東京五輪・パラリンピック2020
◆強化担当に聞く2020◆

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