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「八十亀ちゃんかんさつにっき」4月からアニメ放送だがや!

「エビフリャーなんて言わにゃあ」

 漫画やアニメ、映画で今、地元愛たっぷりの「ご当地作品」が花盛りだ。そんな中、大本命のテレビアニメ「八十亀ちゃんかんさつにっき」の放送が4月から始まる。舞台は、観光地としては「日本一、人気がない」と言われながらも、どこにもない独自の文化を育んできた名古屋。他地域からの偏見を吹き飛ばすべく、アニメ史上初、ディープな名古屋弁を操るヒロインの活躍に大注目だ。

 「エビフリャーなんて言わにゃあ」。主人公は名古屋弁丸出しの女子高校生、八十亀最中(やとがめ・もなか)。「にゃあ」「みゃあ」としゃべる彼女は、ネコのような風ぼうでネコのように気まぐれ、でもほっておけないかわいさが魅力だ。演じるのは愛知県出身の声優、戸松遥さん。「地元の方はもちろん、そうじゃない方にも東海地方のあるあるなことを彼女を通して楽しくお伝え出来るよう全力で演じていきたいと思います!」と気合十分で臨んでいる。

 戸松さんは主題歌「DELUXE DELUXE HAPPY」(デラデラハッピー)も歌う。愛知県出身の原作・著者の安藤正基さんと担当編集のアダチさんが作詞し、作曲は岐阜県出身のたむらぱんさんが担当。東海地方メンバーによるデラデラハッピー(名古屋弁で「とてもとてもハッピー』)な楽曲に仕上がったという。曲の一部は公式サイトのPVで公開されているので聞いてみてほしい。

 バリバリの地元愛を込めて演じてもらうべく、他の声優陣も地元出身で固めた。八十亀ちゃんの部活・写真部の先輩で、三重県出身の笹津やん菜(ささつ・やんな)役は同県出身の小松未可子さん。「三重県人代表として担当させていただけてとても光栄です。津駅を通り過ぎる際には『?』に見える名物駅名標。ぜひ探してみてくださいね」と地元ネタでアピール。ちなみに津駅は、JR紀勢線と近鉄名古屋線、伊勢鉄道の三つがあるが、「?」に見える駅名標はひらがな表示の「つ」がある駅。どこにあるかは小松さんの言うとおり、現地で探してほしい。

 岐阜県出身で八十亀ちゃんと同学年の高校1年、只草舞衣(ただくさ・まい)役は同県出身で、声優アイドルユニット「i☆Ris」のメンバーでもある若井友希さん。「地元を愛してやまない私としては何としてでも演じたいと思っていたので、決まった時は心の底からうれしかったです」と喜びのコメントを寄せた。

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