―ロシアW杯を経て今、感じている日本サッカーに必要なことは。どんなチームにしていきたいか。
足りないところはすべてレベルアップしていかないといけない。個のレベルアップはもちろんやっていかなければいけないし、日本の良さである部分も全て磨きを掛け、レベルアップしていかなければいけない。
われわれのことだけを考えていれば、これまでやっていたことで満足、終わりでいいかもしれないが、世界や他国はどんどん進化している。すべての部分をレベルアップし、追いつけ追い越せという気持ちでやっていかなければいけない。
―世代交代について。メンバー選考に当たっては、4年後の年齢を考え、若い選手を選んでいくことになるのか。
選手選考、世代交代に関しては、言葉ありきではない。やはりこの世界、競争がある。魅せることができる選手、走れる選手、実力がある選手が生き残っていく世界だ。世代交代はやっていかなければいけないが、年代間の融合をしっかり図りつつ、新しい日本代表を築き上げていきたい。
―来年1月のアジアカップを、どう位置付けているか。
日本の力を示すためには、そして日本の経験値を上げるためには、非常に重要な大会だ。ただ大会に向けた選手選考、どうやって戦っていくかという部分はまだ、きょう監督に就任させていただいたので、まとまっていない部分がある。これから国際Aマッチデーや各試合を通して、どう選手を使っていくのか、大会に臨むのかは、考えながらやっていきたい。
-ロシアW杯での戦いぶりを踏まえ、代表監督として一番大事にしたいことは。一番肝になる部分は。
一番強く感じたのは、日本人のメンタリティーと日本人の身体能力の良さを生かしてやっていく、そこは本当に大切だと思った。海外から学ぶことはまだまだたくさんあるが、日本人の身体的能力、メンタリティーを生かしてチームづくりをすることが大切だと思う。一体感のあるチームづくり、常に攻守ともに連係、連動して戦うというところ。そのチームづくりは絶対にやっていきたい。
日本人のメンタリティーとは、みんな自分が成功したい、試合に出たいという部分は持っていると思うが、お互いがお互いを尊重して、みんなチームのために戦っていく、チームの結果のために絆を持って戦っていこう、協力していこうというメンタリティーは、ロシアでもすごく感じた。そういうところは大切に戦っていきたい。
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