悪質タックル問題 日大選手が会見

「謝罪と説明」

 アメリカンフットボールの試合中、日本大の選手が悪質なタックルで関西学院大の選手を負傷させた問題で、日大アメフット部の当該選手が東京都内で記者会見した。主な内容は次の通り。

 《日本記者クラブ・司会者》
 6日に行われた日本大学と関西学院大学のアメリカンフットボールの試合で、日大の反則によって関学大の選手が負傷し、目下、大きな社会問題となっている。

 本日はこの時、反則を犯し、退場処分を受けた日大の選手本人が会見者としてお越しだ。試合後、マスコミの取材には応じていなかったが、代理人を通じて日本記者クラブで会見したいとの希望があったので、真実を知るためには当事者である本人の説明が不可欠と判断し、本日の会見を受けた。

 当クラブでは、これまで会見者側から弁護士同伴の要望があった場合、会場内での待機は認めても壇上での同席は断ってきた。しかし今回は、会見者が20歳になったばかりの学生であり、今後の責任問題などを考慮し、代理人である弁護士の壇上での同席を認めた。

 《代理人》
 このような形で本人が顔出し、容姿の撮影をあえて受けて話すのは異例かと思う。特に、20歳を過ぎたばかりの未成年に近い方が顔を出すことについてのリスクは、私どもも承知している。両親、本人にも話をした。

 しかし本人、両親とも、この会見が事実について詳らかにするだけではなく、むしろ被害選手とそのご家族、関学大アメフット部に対する謝罪の意味が強いという捉え方をしている。

 一言で言うと、顔を出さない謝罪はないだろうと。顔を出さなくて何が謝罪だということを考え、あえて撮影を受けることにした。氏名についても、あえて秘匿するまでもないとおっしゃっている。

 しかし私ども代理人としては、長い将来のある若者だ。この先、どのような不測の事態があるとも限らないし、被害を被らないとも限らない。そういうことにぜひ格別の配慮をいただければと思う。

 私からはこの会見の趣旨と、会見に至った経緯を簡単に説明する。この会見は、5月6日に行われた日大アメフット部と関学大アメフット部との第51回定期戦において、日大の当該選手が行った反則行為によって関学大チームのクオーターバック(QB)が負傷した件について、当該選手に対して監督・コーチから、その反則行為の指示があったことを明らかにし、その具体的態様について説明するのが目的の一つだ。

 それは関係者、特に被害選手とそのご家族に対する謝罪の第一歩でもあるという捉え方で、この会見をあえて開いた。

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