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南北分断の象徴「板門店」~視察ルポ~

首脳会談の舞台に

 2018年2月の韓国・平昌冬季五輪を機に、韓国と北朝鮮の関係改善に向けた動きが急速に強まっている。五輪閉幕後には、11年ぶり3回目となる南北首脳会談の開催で合意したことが明らかにされた。

 1950~53年の朝鮮戦争後、朝鮮半島では北緯38度線を境に、同じ民族が二つの国家に分断された状態が続く。

 東西248キロにわたる事実上の国境、軍事境界線から南北にそれぞれ2キロの範囲で、一般人の立ち入りが許されない非武装地帯(DMZ)が広がる中、唯一、北朝鮮を目の当たりにできるのが南北分断の象徴「板門店」だ。

 4月末の南北首脳会談が実現すれば、北朝鮮の最高指導者が初めて軍事境界線を越え、韓国の地を踏むことになる。その舞台となる板門店を訪れた。(文=ソウル支局・原田憲一、写真=写真部・田口元也)

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