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日馬富士、引退会見

弟弟子を思ってしたこと

 ―引退を決め、今どんな心境か。
 日馬富士 本当に、国民の皆様に、世間を騒がせ、相撲協会、支えていただいたいろんな方々に大変迷惑を掛けたこと、心から申し訳ないなと思っているところです。

 ―警察の捜査や協会危機管理委員会の調査が進んでいる中で、この時期に引退を決めたのはなぜか。
 日馬富士 親方と、正直に親方と話をして、本当に横綱としてやってはいけないことを、自分のやったことを親方に言ったので。場所中だったので、力士たちに最後まで頑張っていただきたいなということで、本日になりました。

 ―どのような考えで引退を判断して、最終的にいつ引退を決めたのか。
 日馬富士 このことがマスコミの皆さんに知られて、その後、親方に話をして、これは事が大きくなっています、横綱として、横綱の名前に傷付けないよう責任持ちたい、と親方に伝えました。

 ―引退を決めるまで横綱とはどんな話をしたのか。
 伊勢ケ浜親方 やった事実はあるわけですから、その責任を横綱としてしっかりとらなければいけないということで、いつもそういう話をしてきました。

 ―今回の事件、引退ということを師匠としてどのように受け止めたか。
 伊勢ケ浜親方 やはり先ほど言ったように、横綱という名前を汚してはいけない、あってはいけないことなんです。その意味では本当に、私の指導不足もありますけど、本人も反省して、これからまたそれを勉強しながら、社会貢献なり何なり頑張っていければいいんじゃないかなと思っています。

 ―一連の事件では一体何があったのか。
 日馬富士 先輩横綱として、弟弟子が礼儀と礼節がなっていない時に、それを正し、直し、教えてあげるのは先輩としての義務だと思っています。弟弟子を思ってしたことが彼を傷つけ、そして世間を騒がせ、相撲ファン、相撲協会、後援会の皆さまに大変迷惑を掛けることになってしまいました。

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