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日馬富士、引退会見

横綱として責任、心からおわび

 大相撲の秋巡業中の酒席で同じモンゴル出身の幕内貴ノ岩を暴行し、負傷させていた横綱日馬富士=本名ダワーニャム・ビャンバドルジ、伊勢ケ浜部屋=が日本相撲協会に引退届を提出し、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)と共に記者会見した。主な発言は以下の通り。

 《冒頭発言》
 伊勢ケ浜親方 本日、横綱日馬富士の引退届を提出いたしました。日馬富士が今回の問題の責任を感じ、引退したいということを本人から早くから言われておりましたが、ファンの皆さまに相撲を楽しんでいただくため、場所の間は控えさせていただきました。
 私は日馬富士を16歳という少年の頃から見てきておりますが、稽古、稽古で精進したのみならず、いろんな勉強もし、難病救済など社会貢献にも目が届く、本当に珍しいタイプのお相撲さんだと思っていました。そして、酒癖が悪いとか乱暴するとかといったところは、私自身、見たことも聞いたこともありませんでした。そのため、今回なぜこのようなことになったのか、ただただ不思議と言うか、残念でなりません。
 横綱の権威を汚すようなことをした本人が一番悪いんです。他人様のせいにするわけにはいきません。本当に申し訳ありませんでしたと言うしかありません。ただただ、これまで支えていただいたファンの皆さま、また相撲協会の皆さまに心からお礼とおわびを申し上げます。本当にすみませんでした。

 日馬富士 このたび、貴ノ岩関にけがを負わせたことに対し、横綱としての責任を感じ、本日をもって引退させていただきます。国民の皆さま、相撲ファンの皆さま、相撲協会、伊勢ケ浜部屋の後援会の皆さま、親方、おかみさんに大変迷惑を掛けたことを心から深くおわび申し上げます。

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