岡田准一主演  映画「追憶」に降旗&木村コンビが究めた詩情

岡田に「気」を感じて主演に

 刑事役の主演岡田、容疑者役の小栗、被害者役の柄本はみんな30代。共演した女優の長澤まさみ、木村文乃、安藤サクラも30歳前後。いずれも人気俳優として、着々とキャリアを積み重ねている。

 降旗 仁侠(にんきょう)映画を撮っていた時代はそうでもなかったんですが、やっぱり、目立つ人の話よりは目立たない人のドラマの方が、映画のいいところ、という気がしています。今回ももちろん、人間ドラマをいかに撮るか、という気持ちで臨みました。
 (高倉)健さんが亡くなるまでは、興味を持って他の俳優を見守るようなことは思いもよらなかったですが(笑)、この脚本があって、誰が主演にいいかと考えたとき、ああ、この人かなと思いました。写真の岡田君で十分に「気」を持った俳優さんだなと感じられましたので。

 ―共演の方々はどのように決まりましたか。

 降旗 監督した「少年H」(2013年)に出演した小栗君の名前が自然に出てきました。スムーズな流れで配役は決まった気がします。

 ―撮影中、彼らとかなりお話はされましたか。

 降旗 年齢が年齢で夜遅くまで付き合い切れないので、スタッフとキャストの融合は大ちゃんにお願いして(笑)。それがまた非常にいい結果につながったと思います。

 木村 だいたい夕方には撮影が終わり、それぞれが散って、業界で言う「バラ飯」を食べるけど、「一緒に食べませんか」と要請がありました。だから、「やるなら徹底的にやるぞ」と、俳優さんたちを毎晩連れて行って(笑)。結局、僕は道化師。ピエロをやってるんですよ。そういうところから盛り上がっていきますから。追っ掛けファンもずいぶん排除したよ(笑)。

新着

オリジナル記事

(旬の話題を掘り下げました)
ページの先頭へ
時事通信の商品・サービス ラインナップ