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始祖鳥、ロンドンから“飛来”

ワクワクする展覧会

―始祖鳥は現在の鳥のように飛べたのでしょうか。

 真鍋 現在の鳥は、飛ぶための筋肉が発達しています。その筋肉を持つためには、付着部分の胸骨がしっかりと作られている必要があります。それが始祖鳥にはありませんでした。
 ただ、始祖鳥は翼が大きく、脳や三半規管を持っています。現在の鳥と比べると飛行能力は劣ると思いますが、空中で体を制御する平衡感覚は持ち合わせていたと考えられます。羽ばたいて空中を舞い、昆虫を捕食することはできたのではないでしょうか。

―最後に、来場者に向けてメッセージをお願いします。

 真鍋 展覧会には始祖鳥だけではなく、進化論を説いたチャールズ・ダーウィンや重要な化石を次々と発掘したメアリー・アニング、南極大陸探検などに関わる多くの展示物があります。そういった人類・生命の歴史、人々の挑戦や大発見を目にすることで、ワクワクするものが必ず見つかるはずです。ぜひ会場に足を運んでいただければと思います。

特別展「大英自然史博物館展
会期:2017年3月18日(土)~6月11日(日)
時間:午前9時~午後5時(金曜日・土曜日は午後8時まで)
◎ゴールデンウイーク中の夜間延長について
4月28日(金)、29日(土)、30日(日)、5月3日(水・祝)、4日(木・祝)、5日(金・祝)、6日(土)、7日(日)は午後9時まで。
5月1日(月)、5月2日(火)は午後6時まで。
休館日:3月21日(火)、4月10日(月)、17日(月)、24日(月)、5月8日(月)、15日(月)、22日(月)、29日(月)

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