「高校野球大好き芸人」が語る

高校野球への「恩返し」

 2016年、また高校野球の夏がやってきた。「高校野球大好き芸人」として知られるお笑いコンビ・トータルテンボスの藤田憲右さんが著書「ハンパねぇ! 高校野球」、アンジャッシュの渡部建さんが著書「知識ゼロでも楽しめる熱狂観戦術! ワタベ高校野球の味方です。」をそれぞれ出版した。芸能界屈指の高校野球通として知られる二人が、高校野球へのあふれる愛を語った。

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 藤田さんは7月、著書の出版記念トークイベントを行い、高校野球の魅力を熱く語った。藤田さんは静岡・小山高でエースとして活躍した元高校球児。甲子園出場は果たせなかった。芸人となり、なぜ高校野球を深く愛するようになったのか。

 「未練なんでしょうね。口では甲子園へ行きたいとか、目指しているとか言っていたけど、実力的に到底無理だったんですよね。無理だと分かっていて、無理だった。僕は高校を卒業して大学に行ったんですけど、野球をやめてしまった。高校野球に育ててもらったにもかかわらず、高校野球に恩返ししていない、と勝手に思っていました」

 1997年結成のトータルテンボスは、2007年にM-1グランプリ準優勝、08年には爆笑オンエアバトル・チャンピオン大会で優勝するなど着々と実力を付けた。藤田さんはアフロヘア―の芸人として知名度が上がっていった。

 「お笑いの仕事を始めてちょっと発信力ができたかなと思った頃に、高校野球の魅力を伝えたいな、と思うようになりました。それまでは野球を諦めた気持ちで、悔しくて、高校野球を見られなかった。ようやくお笑いでちょっと名前が出てくるくらいになってから、(高校野球に)向き合えるようになった。そこからどっぷりはまった。高校野球の魅力を伝えていく役目かな、みたいな」

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